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ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)
頭痛や関節痛、発熱時などに処方されることの多いロキソニン(ロキソプロフェン)。市販薬として「ロキソニンS」も手に入りやすく、服用されている男性も多いでしょう。
結論から申し上げると、ロキソニンを服用中でも医療脱毛を受けることは問題ありません。光過敏症のリスクなども報告されておらず、レーザー照射に影響はないとされています。
一方で、「施術の痛みをやわらげたいから」とロキソニンを事前に服用される方もいらっしゃいますが、残念ながら脱毛の痛みにはあまり効果が期待できません。というのも、ロキソニンは“プロスタグランジン”という物質を抑えて痛みや炎症を抑える仕組みですが、医療脱毛の痛みはこのプロスタグランジンとは異なる経路で発生するからです。
当院では、**痛みの少ない蓄熱式脱毛機(ソプラノシリーズ)**を導入し、麻酔科医監修のもとで、安全かつ快適な施術をご提供しています。ヒゲやVIOなど痛みが気になる部位でも、できる限り負担を抑えた対応をしておりますので、痛みに不安がある方もご相談ください。
レチノール(スキンケア製品)
レチノールは、ビタミンAの一種で、ニキビ跡や毛穴、シミ・シワ改善などの目的で使われることが多いスキンケア成分です。近年では、男性でもスキンケアにこだわる方が増えており、レチノール入りの美容液やアイクリームを使っている方も珍しくありません。
レチノールは肌のターンオーバーを促す反面、赤みや乾燥、皮むけなどの副作用が出ることもあります。また、やや光や刺激に敏感になりやすいとも言われています。
そのため当院では、施術前のレチノール使用は特に制限しておりませんが、施術当日〜翌日までは使用を控えていただくことを推奨しております。肌の状態が落ち着いていれば問題ないケースがほとんどですが、副作用が出ている場合や、明らかに炎症がある部位は照射を避けることもあります。
肌のコンディションが不安定な場合は、数日前からの使用中止を検討いただくとより安心です。
ステロイド剤(塗り薬・内服薬)
アトピー性皮膚炎などの治療で使用されることの多いステロイド剤。外用薬(塗り薬)と内服薬があり、それぞれで注意点が異なります。
塗り薬の場合
ステロイドの塗り薬を使用していても、施術前日から当日にかけて塗布を避けていただければ、基本的に施術は可能です。施術後も、普段どおりの使用に戻していただいて問題ありません。
ただし、炎症が強く出ている部分や色素沈着が見られる部位は、出力を下げる・照射を避けるなど、皮膚の状態に応じた調整を行います。
内服薬の場合
内服ステロイド(例:プレドニン)を高用量で服用している場合(1日20mg以上)、免疫力の低下や創傷治癒の遅れにより、脱毛後の肌トラブル(毛嚢炎など)が起こりやすくなります。
そのため、内服量が少なく(プレドニン5mg以下など)病状が安定している状態での施術が推奨されます。とはいえ、医師の管理のもとで治療が進んでいる場合には、個別に施術可能なこともあります。まずは医師の指示に従い、脱毛が適切なタイミングかどうかを一緒に確認いたしましょう。
服薬中でも施術できる?──当院の対応
この記事でご紹介した薬剤以外にも、お薬を服用中の方は多くいらっしゃいます。医療脱毛を希望される際、通院中や服薬中だからと諦める必要はありません。
当院では、薬を使用中だからといって一律でお断りすることはせず、個別のカウンセリングを通して柔軟に対応しております。他院やエステで断られた経験がある方も、ぜひ一度ご相談ください。可能な限り、安全かつご希望に沿った施術をご提案いたします。