医療脱毛の効果を決める3つの要素
公開:2024/10/3
更新:2024/10/3
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その1.レーザーの種類
3種類のレーザーと得意分野
医療脱毛に使用されるレーザーは3種類あります。(アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー)レーザーそれぞれ得意とする毛質が異なるため、脱毛機器で使用できるレーザーの種類が脱毛効果に影響します。
3つのレーザーの違いは、レーザーの毛根への熱の吸収率です。波長が短いアレキサンドライトレーザーは熱の吸収率が高く、毛根にあたるとすぐに熱に換わるため、毛根が浅い位置にある産毛などが得意分野です。逆に波長が長いヤグレーザーは毛根にたっても一定量が吸収されずにより深い位置にある毛根まで熱が届きます。
ソプラノは3種のレーザーを同時照射できる
当院の脱毛機「ソプラノチタニウム」は、上記でご紹介した3種のレーザーすべてを同時照射できる機種です。産毛から剛毛まであらゆる毛に高い脱毛効果を発揮します。
その2.レーザーの照射方式
蓄熱式と熱破壊式
照射方式とは、脱毛施術時の“レーザーの当て方”のことです。「熱破壊式照射」と「蓄熱式照射」の2種類があり、脱毛機によって照射方式は異なります。
「蓄熱式脱毛」は低い出力のレーザーを連続して肌に照射し、肌の内部に熱を蓄積して発毛細胞を破壊します。主なターゲットはバルジ領域にある毛包幹細胞です。
「熱破壊式脱毛」は高い出力のレーザーを1発づつ肌に照射し、一気に発毛細胞を破壊します。主なターゲットは毛球内部にある毛乳頭です。
剛毛には熱破壊式、産毛には蓄熱式が効果的
熱破壊式はメラニン色素に強く反応させるため、髭やワキなど濃く太い毛に対して効果が高いです。いっぽう蓄熱式は毛のメラニン量に左右されにくい方式のため、メラニンが少ない産毛に対しても効果的で、日焼け肌や色黒肌にも照射できます。
ソプラノは2つの照射方式を切り替えられる
当院で取り扱っているソプラノチタニウムは、ソプラノシリーズでは1台で熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能です。当院では、熱破壊式と蓄熱式それぞれの特性を活かし毛質や肌質に合わせた施術をおこなっています。
切り替えが可能であることによって以下のようなメリットがあります。
- 毛質に合わせた脱毛が可能(濃い毛・産毛)
- 肌質に合わせた脱毛が可能(日焼け肌・色黒肌等)
- 蓄熱式を活用する為、施術時間が短い(全身でもわずか90分程度)
その3.照射熱量
脱毛効果は照射熱量で決まる!
医療脱毛はレーザーで与える「熱」によって発毛組織を破壊します。毛根に与える熱量が多ければ多いほど脱毛効果は高くなります。先ほどご紹介したレーザーの種類や照射方式が適切であっても、与える熱量が不十分であれば脱毛効果も減ってしまうため、最も重要な要素といえます。
総熱量=出力×照射数
熱量は、レーザー照射時の出力×照射発数で決まります。
熱破壊式脱毛は1か所あたりの照射発数が1発のため、熱量は設定出力値と同じ値になります。痛みが強い場合は出力を下げることとなるため、そのぶん総熱量は下がってしまいます。
蓄熱式脱毛は同一部位に何発もレーザーを照射するため、出力値に照射発数を掛け算した値が熱量になります。痛みが強い場合は出力を下げても照射発数を増やすことで十分な熱量を与えることができます。
出力を下げて照射数を増やさない蓄熱式脱毛に注意!
蓄熱式照射をメインでおこなうクリニックが増えてきました。しかし、出力を下げても照射数を増やさないクリニックが多くあるのが実情です。1回の施術の熱量が少ないので、施術回数を増やさないとキレイになりません。
当院は総熱量を減らしません
当院では、脱毛機メーカーが定める安全範囲内で可能な限りの総熱量をしっかり照射しております。※蓄熱時はA4あたり28KJ、熱破壊時は痛みに応じて都度相談。
【まとめ】脱毛効果を決める3つの要素
医療脱毛の効果を決める要素は以下の3つです。
- レーザーの種類(アレキサンドライト・ダイオード・ヤグ)
- 照射方式(蓄熱式・熱破壊式)
- 照射熱量(出力×照射数)
医療脱毛の効果を最大化するためには、レーザーや照射方式を適切に使い分け、照射熱量をしっかり与えているクリニックを選ぶことが大切です。